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 食中毒の予防対策
気温が25度を超えると発生率が高くなると言われている食中毒。梅雨も過ぎ(関東から東北はまだですが)、夏がいよいよ本格化した今、気にし始めている人も多いのではないでしょうか?ここ数年ではO-157などによる大規模な集団食中毒が気になっていますよね。しかし、食べ過ぎや寝冷えなどによる下痢や風邪と判断して見過ごしがちなのですが、毎日の食卓でも食中毒が発生するケースは意外に多くあります。

そこで今回は、どうして食中毒が起こるのか?また、その予防や対策などについて紹介していきたいと思います。食中毒には気をつけよう!


■ 食中毒の原因は?
食中毒には毒キノコやトリカブト、フグなどによる自然毒と、メタノールやヒ素などの化学物質などによって引き起こされるものもありますが、原因のほとんどは細菌によるものです。食中毒というと、梅雨の時期にことさら気を配る方も多いようですが、7〜10月にかけても多く見られ、8月に最も危険性が増すものです。気温と湿度が上がることで、食品中の細菌が増殖する環境が整いやすくなるからです。

細菌性食中毒は、細菌が産出した毒素の摂取によっておこる毒素型と、生きた病原菌の感染によって起こる感染型などがあります。食中毒原因菌に指定されているのは、現在日本で16種類程。その中で、耳馴染みのあるボツリヌス菌は毒素型。感染型は色々な細菌やウイルスによって引き起こされます。


■ 特に気をつけたい食中毒の原因になる主な物

腸炎ビブリオ菌
海水に住む魚介類が原因。水温が10度以上で繁殖し、他の菌に比べて繁殖のスピードが3倍早いのが特徴です。刺身や寿司など、生で食する時に注意。8〜18時間の潜伏期間ののち、激しい腹痛や嘔吐、下痢、発熱などの症状が出ます。発生頻度は最も高い。

サルモネラ菌
鶏卵や肉などから感染することが多く、発熱や腹痛、下痢、血便などの症状が見られます。症状は風邪や激しい胃腸炎と似ていて間違えがち。6〜72時間の潜伏期間があり、発生頻度は2番目に多い。

黄色ブドウ球菌
人の皮膚や化膿した傷口、鼻口腔などが感染源で、手で作るおにぎりや寿司、サンドイッチ、和菓子などで起こりやすいものです。30分〜4時間ほどの潜伏期間を経て、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの症状を引き起こします。黄色ブドウ球菌は人の常在菌です。

ボツリヌス菌
ボツリヌス菌は酸素のあるところでは増殖できないのですが、発行保存食品や真空パック入りの食品や缶詰などに生息していることがあります。この毒素を食べると、5〜24時間の潜伏期間の後、視覚障害や復視、物が飲み込みづらくなる嚥下障害や発声に支障が出るなどの症状が現れます。重症となると、まぶたが下がってきたり、呼吸困難に陥って死亡する可能性もある為、早期に医療機関での治療を受けることが必要です。

病原性大腸菌
家畜やペット、人や水、自然環境などに分布が及んでいる為、原因となる食品も様々です。O-157もこの菌の一種。主な症状は腹痛や下痢、嘔吐や血便などです。


■ 食中毒の予防は?
食中毒を予防するには、細菌による汚染と繁殖を防ぐことが大前提です。食品を購入する際には賞味期限や鮮度などをチェックし、肉や魚などはビニール袋に包んでほかの食品に肉汁や水分が移らないようにしましょう。冷蔵や冷凍の必要がある食品を購入したら寄り道をせずに持ち帰り、すぐに冷蔵庫に入れること。冷蔵庫は詰めすぎたり、無駄な開け閉めを繰り返すと庫内の温度が上がってしまい、細菌の繁殖につながりますので注意してください。

また、調理前後に必ず石鹸で手を洗うこと、まな板やふきん、包丁や食器などは、常に清潔に保つことを心がけましょう。肉や魚を切ったまな板の上で、そのまま野菜や果物などの生で食べる食品を扱うのもNGです。室内に長い時間、食材や食品を置いたままにしないことも大切。また、食中毒菌は熱に弱い種類も多いので、加熱する際、十分火を通してから食べるなどを心がけることもお勧めです。昨日の残り物などを温め直す場合にも気をつけ、少しでもおかしいと思ったら潔く捨ててください。ワサビやショウガ、お酢や梅干し、お茶など、殺菌・抗菌作用のある食材を献立にうまく組み合わせるのも良い方法です。

それでも、腹痛や下痢、吐き気や発熱など、「食中毒かな?」と思う症状が出てしまったら、なるべく早く病院にかかることをお勧めします。安静にする時に気をつけたいのは、下痢や嘔吐などによる脱水症状。スポーツドリンクなどで、水分をこまめに補給してください。

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